【部屋の事】置かないけれど置いている
私は昔からインテリアが好きだ。
飾ることが好きなので、家の中にはちらほら雑貨が置いてある。
そんな中でも絶対に飾らない様にしているものが一つだけある。
それは『写真』だ。
私は写真を撮ったりするのが好きなのだが、なぜだかそれらを飾ることは好きではない。
特に人が写っているものがダメなのだ。
部屋に飾ってあると何とも言えない嫌な気持ちになってしまうのである。
しかし。
写真を飾るのが嫌だと言いつつ、たった一枚だけ、我が家には写真が飾ってある。
それがこの写真だ。
以前飼っていた、ネコの写真だ。
数年前に星になってしまったが、この子の存在は私の人生の中で誰よりも特別な存在だった。
今でもこの子に逢いたくなってしまう。
私が落ち込んでいる時にこの子に顔を近づけると、慰めるように鼻の頭をぺろぺろと舐めてくれた。
頭が良く、優しく、たまに間抜けな、素晴らしい子だった。
この子の顔を見るだけで安心するので、この写真だけは必ず枕元に置くようにしてある。
カメラが嫌いな様でイカ耳になっている。。
写真を置かないことがこだわりだが、例外もあるという事だ。
この子との思い出は、この先もずっと大切にしたいと思う。