【雑談】初体験
先日、初体験をした。
体験をしたいと初めて思ったのは、もう干支が一周も昔の事。
それを体験できる年になったのだと知って、ぜひやろうと思った。
でも、そのまま時は流れた。
次に体験したいと思ったのは成人した時。
このタイミングで初体験を済ます人が多いと噂に聞いていた。
ならば私も、と思ったのだが、気が付いたら時が流れていた。
その次に体験しようと思ったのは、2011年3月11日があった時。
私に少しでも役に立てることはないだろうかと考えて、それをしようと思った。
でも、結局気が付いたら時が流れていた。
その後も何度も体験しようと思った事があったのに、時間が無かったり勇気が出なかったりで、結局この年齢での初体験になってしまった。
献血、初めました。
実は一年ほど前に、今日こそは!と受付に行ったことはあったのだが、タイミング悪く抗生物質を飲んでいたので出来ずじまいだったのだ。
駅前に献血カーがあるたびに気になっていたのだが、時間が無かったりして結局何年も何年も時が流れてしまった。
初めてやろうと思って早12年。
この日は病院にお見舞いに行った帰りだった。
その人は手術を受けた後で、命に別状がある病気では無いとはいえ、やはり傷は痛むらしく元気がなかった。
いつも元気なその人の姿とはかけ離れた姿を見た後だった。
その人が辛い思いをしてるんだから、私も…などと言う悲観的な気持ちなんて全然なかった。
でも、何となく、お見舞い帰りに献血カーを見たら、体が自然と動いていた。
有り難い事に健康体で今まで生きて来て、何の問題もなく献血が出来る私の体。
やらない理由はなかった。なのに今までやらなかったから。
きっかけとしては丁度良かったのだろう。
ちなみにだが、私は採血が好きだ。
自分の腕に針が刺さって、体から元気に血が出てくる姿を見ると『あぁ、生きてる』と思える。
なので、献血も苦痛など一切なかった。
すんなりと献血が終わった時「こんなものか」とさえ思った。
何で今までやらなかったのだろう。
またそのうち献血に行こうと思う。
どうせ私は血の気が多いのだから。