【こだわりのモノ】汁椀
前回の続きである。
引っ越し一か月前から探し始め、ようやく見つけた茶碗。
何とか引っ越しに間に合った。
しかし、その他の食器は何一つ見つかっていない。
一極集中型なので、色々なものを同時に探すという事が苦手なのである。
汁椀は引っ越しが済んだ後から探し始めた。
とにかく天然の木で出来たものがいい。
フォルムが丸すぎないものがいい。
脚の部分が無いものがいい。
茶碗と違って汁椀はある程度理想の形が頭の中にあった。
だからこそ、その理想のものを探し出すのに苦労したのである。
ネットの海を徘徊し、徘徊し、実店舗も見て回り、結局1か月以上経ってしまった。
しかし、出会いは突然だった。
出逢ってしまったのである。
理想の汁椀に。
このまるっとしすぎないフォルム。
適度な大きさ。
これだ。これで間違いない。
そうしてウォールナットとメープルの汁椀を手に入れた。
味噌汁やシチューの汁もの。
鍋の取り分け皿。
煮物、サラダ、何でもOK。
とても優秀な働きを見せてくれる。
持った時の手の馴染みも、
口に当たる感覚も、
何もかもが完ぺき。
こうして私のお気に入りの茶碗と汁椀が揃ったのである。
食事を作るのは面倒でも、食事をよそう瞬間はこの子たちのおかけで大好きだ。
これからも食卓にずっといて欲しい存在である。